ユニバーサルデザイン研究会
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ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインの7原則 UDの7原則
@公平であること @公平であること
A自由度が高いこと A自由度が高いこと
B簡単であること B簡単であること
C分かりやすいこと C分かりやすいこと
D安全であること D安全であること
E疲れず持続できること E疲れず持続できること
Fアクセスしやすいこと Fアクセスしやすいこと
ロン・メイス ロン・メイス
バリアフリーとの違い
ロン・メイス
 ロン・メイスは本名をRonald L. Maceと言い、1941年にアメリカで生まれました。彼は建築家であり、デザイナーであり、教育者でもありました。彼は1996年にノースカロライナ州立大学を卒業し、建築家として活動を始めます。
 彼自身も足に重度の障害を持っており、障害者にとってアクセスしやすい建築をテーマに活動を続け、後にアメリカにおける障害者の差別を禁止する法律や障害者のアクセス性を考慮した建築法の成立へと繋がりました。
 1989年、彼はノースカロライナ州立大のデザイン学部にアクセスしやすい建築に関する州立基金センターを設立しました。ここで、彼は組み立て式のユニバーサル住宅や、温度自動調節トイレや、組み立て式多目的風呂ユニット等を生み出します。後にこの基金はユニバーサルデザインセンターと名を変え、現在のユニバーサルデザインの考え方、7つの原則を生み出しました。
 1998年、ユニバーサルデザインセンターで、21世紀の設計:ユニバーサル・デザインに関する国際的なカンファランスが開催され、ここで彼は最後のスピーチを行いました。彼はここでバリアフリー(障害の排除)の考え方と、ユニバーサルデザイン(万人に共通する設計)の考え方の違いについて講演し、多くの人々の賛同を得ました。
 この講演の後、数日後に彼は他界しました。彼は障害者の権利の擁護や地位向上に一生を捧げましたが、「障害者のための設計」ではなく、「万人が使える設計」を考慮したことに意味があります。このユニバーサルデザインの考え方は、障害者や高齢者、子供といった社会的弱者に対して、その自立を妨げずに公平に便利なサービスを提供できるということが重要なのです。
 彼の考え方は、彼の死後ますます広がっています。ユニバーサルデザインの考え方はまだ新しいものですが、今後、企業のコンプライアンスや社会的責任の1つとして重要な要素となっていくでしょう。
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