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『ユニバーサルデザイン』とは、アメリカの設計者であり教育者でもあるロン・メイスによって提唱された言葉です。元々は彼の設計哲学から生まれた、建築・設計上の考え方を示したものでした。
ユニバーサルとは、「全体の、万人の、共通の、全員の」という意味があります。すなわち、ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・能力・身体的特徴・障害等の個人の状態に関わりなく、全ての人にとって商品を利用しやすく、美しく、出来るだけ広い領域で利用出来るように設計するという考え方です。
「消費者」とされる一般の人々には、老人・子供、男性・女性、体の大きい人・小さい人、力の強い人・弱い人、右利き・左利き、目の悪い人、耳の弱い人、手足の不自由な人、等々…様々な人がいます。これら、あらゆる人がいつでもどこでも安全に便利に使える製品を生み出すこと…これこそがユニバーサルデザインなのです。
ユニバーサルデザインの考え方には、企業の都合で作っていた製品の作り方から、消費者の立場に立った商品の作り方への変化が必要です。これは、顧客満足の考え方とも一致しています。
ロン・メイスが提唱したユニバーサルデザインの考え方は今や世界中に広がり、製品設計だけでなく、建築や生活環境、公共標識、コミュニケーション等にも広がっています。現在、ユニバーサルデザインの考え方を導入して製品を設計し、成功を収めつつある企業もあります。これからの時代の商品の企画設計には、少なからずユニバーサルデザインの考え方を意識していく必要があるでしょう。
UDの7原則
ロン・メイス
バリアフリーとの違い |
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